データ復旧センターでは高度なデータ解析技術を活かし、パスワードで保護されたデータの解析・解除サービスを提供しています。パスワードデータはシステムのセキュリティにおける重要なデータであり、解析を実施するには多角的な視点の技術が必要となります。デジタル遺品の解読や不法行為の調査などにおいて有効なサービスです。
iPhone・iPadなどのiOS製品のパスコード解析・解除に対応。画面ロックのパスコードが不明な場合に御相談ください。iPhone・iPadのパスコードは入力上限回数が定められており、パスコードが不明な状態で適当に入力した場合、上限回数に到達しパスコードを入力することができなくなりますので御注意ください(完全ロック状態)。
Androidスマートフォン(スマホ)・タブレットの画面ロックの一種「パターンロック」の解析に対応しています。パターンロックは9箇所の任意のポイントに軌道を設定するタイプのパスワードです。Googleアカウントが不明な場合でも対応可能です。
Androidスマートフォン(スマホ)・タブレットの画面ロックの一種「PINコード」の解析に対応しています。PINコードは任意の数字によるパスワードです。機種・バージョンなどにより入力上限回数が定められている場合があります。
Androidスマートフォン(スマホ)・タブレットの画面ロックの一種「パスワード」の解析に対応しています。Android系のパスワードはアルファベット・数字・記号の組み合わせが可能であり、強固なセキュリティとなっています。
WindowsパソコンやMac PCなど、パソコンのログインパスワードの解析に対応しています。Windowsパソコンについては、ローカルアカウント・Microsoftアカウントによるログイン方法があり、それぞれ対処法が異なります。
iTunesでバックアップを取る際、「バックアップを暗号化」にチェックしている場合は暗号化バックアップが作成されます。その際、設定したパスワードを忘れてしまうとバックアップの復号ができず、復元できなくなってしまいます。データ復旧センターではiTunes暗号化バックアップ解除にも対応しています。
ExcelファイルやPDF、wordやpower pointファイルなど各種ファイルに設定された暗号化解除パスワードの解析に対応しています。
USBメモリの中にはセキュリティ機能付の製品があり、そのような機器に保存されたデータは暗号化され、正常にアクセスするにはパスワードを設定する必要があります。パスワードを忘れてしまった場合、復号ができずに保存されたデータにアクセスすることができません。製品の中には入力上限回数を定めている物もあり、誤入力すると保存データが消去される物もありますので御注意ください。
パスワード解析・解除の方法は技術的に多数ありますが、大別すると次の3つの方法で構成されます。メディアの種類や解析対象のデータ、OSなどシステムの特性を総合的に判断し、最適な手法をご提案します。
パスワード自体を解析し、セキュリティ突破に必要なパスワードを解読する方法です。例えば、パスワードが「abc123」であった場合、「abc123」というパスワードそのものを分析特定する方法です。この場合、データの破損リスクなど弊害も少なくて済むため、パスワード解析において第一選択肢として検討すべき技術です。
市販やフリーのパスワード解析・解除ソフトは総当り方式(ブルートフォースアタック)を行いパスワードを割り出すものが殆どですが、総当り方式もこの技術体系の1つです。ただし、総当り方式は「数字外の文字列(アルファベットなど)」や「入力上限回数があるパスコード」には不向きであり、パスワードの種類によっては入力不可状態となるリスクもあり慎重に行う必要があります。データ復旧センターでは総当り方式以外のパスワード解析技術を保有しており、最適な方法をご提案します。
パスワードも1つのデータです。データである以上、アクセス・操作ができれば理論的にパスワードを無効化することができます。パスワード無効化はパスワードを構成・管理するデータを削除したりダミーデータを打ち込むことにより無効化を図る方法です。
ただし、パスワードシステムのデータはOSなどのシステムにおいてセキュリティで保護されている場合が多く、下手にいじろうとするとシステム破損(例:OS起動不可)など深刻な障害を引き起こすリスクが高いため慎重な作業が必要となります。
システムの脆弱性を調査し、パスワードシステム自体を回避(バイパス)する方法です。バイパス技術の特性として、バイパス成功後のデータ回収に制限があるケースが多いという点です。
パスワードを解析・解除方法を実施する上で注意すべきは、「むやみやたらにパスワードを入力しない」という点です。昨今のパスワードシステムは総当り方式での解読を防ぐため、入力上限回数が定められているメディアやアプリが多いからです。こういったものに対しパスワードを不用意に入力してしまうと、パスワードが入力できなくなり初期化せざるを得なくなってしまったりデータが完全消去されてしまうリスクがあります。
パスワードが不明な場合はむやみに入力せず、データ復旧センターの技術担当者へご連絡されることをおすすめします。
パスワード解析や解除・解読サービスは使用されているメディアやシステム、ファイルの種類などによって料金が異なります。料金に関するお問い合わせはデータ復旧センター問い合わせ窓口までお問い合わせください。