雷サージ(らいサージ、かみなりサージ)とは、落雷が原因で発生する過電圧(サージ電圧)・過電流(サージ電流)のことです。雷サージはサージ障害の主原因であり、パソコンやスマートフォンなどの電子機器に深刻なダメージを与えデータ消失の原因となります。
雷サージの進入経路は「電線」「電話線」「アンテナ」が主流ですが、大気を通じ直接発生する場合もあります。避雷針を設置している場合でも、大地から建物内の電気系統に回り込みダメージが発生する場合もあります。
落雷時の発生電圧は200万から10億V、発生電流は1,000~50万Aという非常に大きなものであり、その一部がコンセントに流れ込むだけで一瞬で電子機器を破壊する威力があります。雷サージが発生した場合、コンセントに接続されているパソコン・外付けHDD、データサーバーやスマートフォンなどの電子機器は深刻な故障が発生する恐れがあります。
雷サージによる故障の場合、PCB基板のショートが発生しひどい場合は発火を伴うほど重大な障害が発生します。当然、電気回路が壊れますので正常起動は不可能となります。SSDやUSBメモリなどのフラッシュメモリの場合は特にデータ復旧が困難となるほどの重度物理障害に発展する可能性が高いです。
雷サージによる障害を防ぐためには以下の対策をとることをおすすめします。
雷サージによるデータ障害は年中発生するリスクがありますが、落雷の多い7月・8月は特に多くの雷サージ障害が発生します。万一、雷サージによってパソコンなどのデータ機器が故障した場合、データ復旧を希望される方は弊社のデータ復元サービスの利用をご検討ください。データ復旧センターでは雷サージによるデータ障害への復旧実績が豊富であり、障害に合わせた適切なデータ復元サービスを提供致します。